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ジャスミン革命はジンバブエにもやって来るか?







先日、ムガベ大統領による永年の圧政が続くジンバブエで、中東の民衆蜂起の模様を見ようと集まった46人が逮捕され、拷問を受けたそうだが、そんな中、“Zimbabwean”(新聞)が“Give A Voice To The Voiceless ”(声なき人に声を)キャンペーンを南アフリカでスタートさせた(昨年末、ジンバブエの首都ハラレで実施を試みたキャンペーンは警察によって破壊されたそうだ)。“Zimbabwean”は、南アフリカとUKで発行されている新聞で、現地取材陣からのリアルな情報を元に構成されており、ジンバブエ難民を始めとする広範な人々に読まれている。このグラフィックの空白の吹き出しはジンバブエの国の形を描いている。また、thezimbabwean.co.ukでは、広告に登場するジンバブエ人たちの「声」を実際に聴くことができる仕掛けが準備されている。
エジプトやチュニジアの民衆も抑圧されていただろうけど、ジンバブエの圧政・失政による拷問やハイパーインフレは、話に聴く限りでは特に酷い。一刻も早くムガベが退陣することを願います。
※以前、カンヌ広告祭でグランプリを受賞した同じ“Zimbabwean”のキャンペーン“Trillion Dollar”。お札を紙屑のようにアドボードに貼り付け、ハイパーインフレの凄まじさを語っています。