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ジングル音の上手な使い方


TVCMをオンエアする大抵の企業はジングル音を持っている。中でもIntelやMcdonaldのジングル音は最も良く知られた存在で、音とブランドがきっちりと結びついている。そのジングル音の存在に目をつけたバーレーンの銀行“Batelco”は、「みんなが知るジングルを創りたい、更にはもっと使用される、愛されるジングル音を創りたい」と考え、自社のジングルのバージョン展開することを思いつき、House, Rock, Glitch, Lounge, Hiphopの5バージョンを作曲した。ここまで決まれば後は早い。CDにしたり、ダウンロードできるようにしたり、着メロにしたり、コールセンターの受信音にしたりと多面的に展開。44,000再生、17,000ダウンロード、4,000着メロダウンロードを記録した。バーレーンの人口が79万人ということを考えるとかなりのものだ(たぶん)。
ジングル音とは目のつけ所がシャープだし、仕上がりが結構良いのに驚く。一般の人たちが喜んで利用し、Facebookで話題になっていることもさることながら、そこで働く社員の求心力が強化されるであろうことも見逃せない効果だと思う。