Campaign_Otaku

Campaign, more than anything

あなただけのJukeをデザイン



レーシングカーのごとくクルマのボディに絵柄をペイントするという需要や憧憬がどれほどあるのかは知らないけど、日産がそのようなキャンペーンをなさっていらっしゃる。
Nissan Juke Studio”と題されたこのキャンペーンにはJim Mahfood, Jeremyville, Tristan Eaton の3人のアーティストが登場。彼ら各々が、Eco, Sport, NormalというJukeの3つのドライビングモードをイメージしたペイントモデルをデザインし、実際にそれらのデコキットが店頭で販売されるとのこと(デザインが微妙。これが街を走るとは想像しがたい。また、ユーザーが3人の作品から好きな作品を選び、その作品で使用されているエレメントを使ってキャンペーンサイトで自分だけのペイントカーをデザインするという仕掛けも展開されている。自分だけのペイントカーはキャンペーンサイトで公開され、パブリックボートの末、最多得票のユーザーに自分がデザインしたJukeを差し上げることになっている(週毎の最多得票ユーザーにも賞品がある)。
クルマがもらえるかも知れないという動機でキャンペーンに参加することがあっても、ありもののエレメントを使ってデザインするということが、私的にはそれほど楽しいこととは思いづらい。自分のデザインとは言いづらいし、それに投票してくれ! と友人に頼むのも違和感を感じる。そそして、その仮定が正しいとすれば、このキャンペーンは「モノ釣り」方式ということになるけど、それで「参加者を増やして大満足」という方法論で、今、企業が抱えている問題を解決することに結びつくかは微妙な気がします。