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BarbieはKenとよりを戻すべきか?


今日はバレンタインデーということで、多くの新たなカップルが誕生する日であるわけだけど、海の向こうでも大型カップルの復縁が噂されている。世界一有名なカップルとして43年間付き合っていたBarbieとKenが「世紀の破局」を迎えたのが2004年(知らなかった)。トイ・ストーリー3で大成功したKenは、今年生誕50周年を迎え、新しい“Sweet Talkin’ Ken”人形の発売もあり、Barbieとよりを戻そうと決意なさったようだ。
キャンペーンのコンセプトは“Should Barbie Take Ken Back?”(BarbieはKenとよりを戻すべきか?)というもので、BarbieandKen.comで“Yes”(賛成)ボタンをクリックするようKenが呼びかけている。また、KenはTwitter, Facebook, Foursquareにアカウントを持ち、Barbieへの気持ちや日常的な話題を語っている。例えば、Foursquareでは、その場所にちなんだBarbieとの思い出を語っている。“Santa Monica Pier”(サンタモニカ埠頭)では、「Barbieは高いところが怖いんだけど、遊覧船に乗っている間ずっと僕が彼女の手を握りしめ、ナーバスな彼女を落ち着かせる為にキスをしてあげたんだ」とコメント(昔の彼女を引き寄せる為に昔の思い出を語るなんて、少々女々しいような)。また、Barbieも同じくTwitter, Facebook, Foursquareを通じてコメントを発信しているようだ。更に、彼女がNew York Fashion Weekの為に、マンハッタンにやって来て、Foursquareでチェックインするのに連動し、Kenがタイムズスクエアにも広告を掲出している。


また、LAのロードサイドにも広告を掲出しているようだ(Kenはお金持ちだな)

また、Match.com(出会い系サイト)にKenが登録し、Barbieを発見するというビデオまでリリースされている。ユーザーネーム“SunSurf007”身長“12インチ”(約30cm)。なかなか笑える登録模様です。

更にはこんなものまで。“Genius Ken”なる“The Great American Boyfriend”を決めるコンペティションなんかもやっている。

そうこうしている間に現地時間で2/14となり、復縁が決定した(おめでとうございます)。どこまでいっても「人形」なので、それをおもしろがってもらう為には相当な馬力が必要だと思うし、ここまで徹底的にストーリーを作り込むことが素晴らしいです。
※ちなみにBarbieのFacebookファンは170万人、対してKenは3.6万人と少ない。Kenをもっとスターにする為のキャンペーンでもあるようですね。
(追記)
BarbieとKenの復縁を祝うビデオがリリースされた。“I want you back”と書かれたスウィーツやお菓子まで売っていたんですね。凄いなKen。