Nikeの青田買いシステム

Nikeが展開するエリートフットボーラー養成プログラム“Chance”のFinal100が発表された。世界40カ国7,500人から選ばれた100人(ちなみに日本人は4人)なのでそれだけでも凄いんだけど、更に、1/19から3日間に渡って100人をロンドンに集めて最終選考を行い、来夏から1年間、Nike Academyでエリート教育を受ける8人を選出するという。Nike Academyには、ワールドクラスの施設があり、栄養やメンタル、フィットネスなどを含む超一流のスタッフが配備されている。また、バルセロナやアーセナルなどNike契約チームとの練習プログラムもあり、イングランド・プレミアリーグのサポートを受けていることから、青田買いの場にもなっている。
トップアスリートとの契約がマーケティングの生命線であるNikeだけに、かなりのことはやっていらっしゃると思っていたけど、ここまでやっているとは。スポーツメーカーの定義をどんどん変化させていっています。ほとんどのスポーツメーカーにとって「ライバルはNike」と口が裂けても言えませんね。