地上での非常識は、機上でも非常識

ディスカウントエアラインのドリンクは基本的には有料だし、荷物の重量制限も厳しいし、座席もゆったりしていない。Jet Blueはこの常識に異を唱えており、それがいかに異常であるかを証明する為に、機上ではなく地上で実験をなさった。その実験というのが、街角のスタンドで氷を満タンに入れた小さなカップにコーラを注ぎ(当然少ししか入らない)、提供することであったり(確かに、有料にも関わらずこういうエアラインは多い)、トランクを使用するタクシー客に25ドルの追加料金を要求することであったり、タクシー運転手が座席を後ろにスライドし、客のスペースを狭くすること。当然客は不快感を露わにする。いずれの実験も最後に、“If you wouldn't take it on the ground, don't take it in the air.”(地上での非常識は、機上でも非常識)と、締めくくっている。
ディスカウントエアラインってサービスの悪さを安さで補うというビジネスモデルだけど、サービスが良くなったら、ノーマルなエアラインに乗る理由は益々なくなる。