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“Kill Bill”にインスパイアされた“Lemon Drop”公開



かねてから公開が予告されていたAbsolut CITRON(レモンフレーバー)のショートフィルム“Lemon Drop”が公開されたのだが、完璧に“Kill Bill”にインスパイアされているご様子で、ユーモアたっぷりのストーリーに70年代風ファッションや音楽満載の仕上がりとなっている。
主人公はドラマ“Hero”にも出演していたAli Larter扮する“Lemon Drop”。ストーリーは彼女の大切な子猫が何者かに盗まれるシーンから始まる。そして、捜索がてら訪れたライブハウスで声をかけられたシンガー“Johny”の袖に付着した不審な猫の毛を発見し、不審に思った“Lemon Drop”はレモン味の飴(Lemon Drop)でその毛を採取。調べたところ、“Lemon Drop”の毛と判明し、いよいよ彼の元に乗り込む。“Johny”が趣味というテニスを一緒に楽しみ、完膚無きまでにやっつけた後、彼の部屋にシーンは移り、わざとらしく猫の剥製が置かれているピアノの前で“Lemon Drop”が彼にマッサージをする。そして、「猫飼ってる?」と問いかけるが、“No”という返事。そこで、“Lemon Drop”は“Johny”を気絶させ、部屋の中を捜索。仲間のCaryの調査から、彼が猫のエキスを使って美声を維持していることが発覚(彼が出演したCMの声を聞いてわかってしまう)。そして、それらエキスと、エキスを抜き取られたがらがら声の自分の子猫を発見し、襲いかかってくる“Johny”をぶっ倒して、脱出。何故か、彼の家は爆発する。
フィルムはYoutubeの他に、Facebookでも公開している。
NY-Z(Jay-Z),I'm here(Spike Jonze)に続き、今年に入って3本目のショートフィルムをリリースしたAbsolut Vodka。その他にも、Spike LeeプロデュースによるBROOKLYNをフューチャーした限定ボトルのリリースやNYCでのアートイベント“Thirty Days NY”などを展開している。徹底したブランデッドエンタテイメント投資とそのクオリティの高さは、マーケティングの1つのお手本だと思う。