Campaign_Otaku

Campaign, more than anything

Parallel Linesの6作目が公開へ


かねてからPhilipsがプッシュしている「21:9のシネスコサイズTV」が3DLEDにパワーアップし、9/3にIFA(ベルリン)で発表されたのだが、そのプロモーションとして、この春5作品まとめて公開したParallel Lines(内1作“The Gift”が2010カンヌライオン「Film Craft部門」グランプリを獲得)の6作目“The Foundling”(捨て子)を3Dで9/21にリリースする。監督はBarney Cokelissで、今回も前5作と同様、Ridley Scottが監修している。
3DバージョンはPhilipsが指定した小売店で公開され、2DバージョンはFacebookPhilipsブランドサイトで公開される。
2009カンヌライオンのグランプリを受賞した“Carousel”はかなり話題になったが単発企画だった。“The Foundling”の裏では、現在、世界中のフィルムメーカーを対象としたコンペティションを開催中であり、Parallel LinesをTV販売を継続的にサポートするキャンペーンへと昇華させていく意気込みのようだ。21:9が発売されて1年半が経過するけど、Philips以外のメーカーは21:9に見向きもしていない。そんなに需要が大きくないとの判断だろうと思うけど、一方でPhilipsは、21:9を益々フラッグシップへと昇華させている。Philipsがどこまで、このカテゴリーを育てることができるか、興味深い。
※Parallel Linesの前5作をまだご覧になっていない方はこちら。特にカンヌでグランプリを獲得した“The Gift”が良いできです。