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LG、今度は親を通じてティーンズの携帯メール問題に取り組む


LG(北米)は携帯メーカーとしてティーンズの携帯メールを使ったいじめ問題に随分注意を払っていらっしゃる。昨年は「いじめメール」を送る前によく考えることを促す“Give it a Ponder”キャンペーンを展開したが、今回は一転して親への教育を通じて子供に正しい行動を促す“LG Text ED Program”を立ち上げた。
Give it a Ponder”でもそうだったが、有名俳優を起用するのがLGの定跡形のようで、今回は先日同性愛結婚を果たした「Glee」「Lの世界」などでお馴染みのJane Lynchを“Text Educator”として起用。Janeはもともと極めて攻撃的な性格で、携帯メールをしながら運転した罪で逮捕された経験を持つ“Text Offender”だったが、子供たちの携帯メール問題について親を教育する“Text Educator”の立場に転身(教えっぷりはかなり手荒な印象)するというバックストーリーまで準備なさっている(かなり白々しい内容ではあるが)。

肝心のプログラムだが、ファクトを多数用意し、専門家のメソッドを活用した本格的なプログラムをWebサイトを通じて提供している。例えばビデオにも登場する“Sexting(携帯メールでセクシャルな画像や映像、テキストを送信)”というテーマでは「33%のティーンズがヌード写真メールを受け取ったことがある」など、親にとってはインパクトが強いファクトばかりだ。キャンペーンは年内一杯展開し、アーティクルやビデオなどを随時リリースしていく予定。

社会的責任という視点も当然あるだろうけど、親が子供に買い与える最初の携帯をLGにするというような「含み」が相当な割合で入っていると思う。