Campaign_Otaku

Campaign, more than anything

2年間の長すぎるキャンペーン




ロンドン五輪の“Official Treat Partner”であるCadbury(お菓子メーカー)は、五輪までの残り2年間に渡り、イギリス国内の五輪気運を盛り上げるべく“Spots v Stripes”(水玉柄 対 ストライプ柄)なるキャンペーンを開始した。
参加者はまず、“Spots”チームが“Stripe”チームのどちらかを選択をしなければならない(各チームのFacebookアカウントも準備されている)。そして、双方のチームが賞金総額5000万ポンドを賭けて様々な競技で2年間に渡って、対決していく。競技は、この夏イギリス国内の主要都市をツアー師、2000人のボランティアを動員して開催されるイベントに加え、オンライン参加種目がある。オンライン種目の第一弾は“Hoop & Glory”(写真上)。後ろ向きにボールを投げてゴミ箱に入れたり、遠く離れたバスケットゴールに何かを入れたり、兎に角、「何かモノを投げて、何かに入れる」競技で、その難易度やユニークさを競うゲームだ(詳しくはこちらのビデオで)。参加者は自分なりのパフォーマンスを考え、ビデオ撮影し、投稿する。そして、一般投票の末、上位5人が選ばれ、オフィシャルパネルがチャンピオンを決定し、優勝すると賞金5000ポンドが贈られる。勿論、勝者が所属するチーム(Spots or Stripes)にポイントが付与されることになる。
五輪キャンペーンと言えば、大抵は1年前あるいは半年前ぐらいからというのが定跡形だが、2年前からというのはかなりのロングラン。この期間中、振り向かざるを得ない魅力的なイベントが目白押しであることに加えて、いろんな企業があの手この手で生活者の関心を集めようとしている中、1つのテーマで2年間引っ張るのはかなりハードルが高そうだ。
※TVCM−Spotsの魚とStripesの魚の対決

※PV−イントロダクション