Campaign_Otaku

Campaign, more than anything

金のなる木



「金のなる木があったらなぁ〜」というのは不景気におけるお決まりの嘆き節であるが、そんな嘆き節を逆用してやれ! と考える企業が現れた。豪州のネット銀行“RaboDirect”である。
“RaboDirect”によると、昨年、豪州では不景気の煽りで47億ドルのお金が市民の貯蓄から目減りしたようで、人々の蓄えを増やすことをミッションとしている“RaboDirect”は、「黙っていられない!」と、この企画を思いついたようである。
この企画というのは、シドニーの公園の木に札束を括りつけ、「金のなる木」をつくるという荒技である。結果、当然の如く散歩している人、ジョギングしている人、いろんな人が木に寄ってきて、瞬く間にお金を取っていった。よって、「お金は増えなかった」とビデオは締めくくり、あなたの眠っているお金に活力を与える“RaboDirect”にまかせて下さい、と訴えかけている。
銀行や保険というのは、最もふざけにくい業態であるので、その頑張りを讃えたい。