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Campaign, more than anything

Facebookで非常事態を体験




7人の男女が災害地域やウィルス感染地域など、劣悪な環境に飛び込み、ライフラインも何も無い環境でミッションを遂行するDiscovery Channelの人気番組“The Colony”のSeason 2が7/27の放送開始に先駆け、“Join the Colony”なるキャンペーンをリリースなさっていらっしゃる。
このキャンペーン、ソーシャルメディアで非常事態を体験してもらうというもので、Facebook Connect許可すると、Facebookもどきのフェイクサイトが立ち上がり、自分自身の周りで非常事態が発生したかの如く、Wallに実際のFacebookフレンズやThe Colony出演者からの書き込みやビデオ及び写真がアップされる。勿論、それらのコメントもビデオも全てフェイクなのだが、毎分毎秒更新されるFacebookのWallの動きを通じ、切迫度をもって恐怖を味わってもらおうという主旨だ。
この恐怖のストーリーのベースとなっているのは、1983年にオンエアされたテレビ映画“Special Bulletin”で、サウスカロライナ沖からテロリストが核を持ち込むというストーリーにのっとっているようだ。
Facebookを活用するキャンペーンは過去にも枚挙に遑が無いが、ユーザーのフェイクページを立ち上げて、Wall全体を使ってブランド体験の機会を提供するというのは無かったように思う。本企画は事前に「フェイクであること」を伝えているために、恐怖感の体験には至らず不発感が漂っているが、別の使い方をすれば、このアイデアは活かされるのではないかと思う。