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78人のクリエーターがスポーツシューズを再定義


Nike 78”とは、Nikeが仕掛けるクリエーティブ・プロジェクト。テーマは“Nike redefined what sport shoes are.”(Nikeが、スポーツシューズを再定義する)とある。
プロデューサーである“Paul Jenkins”(アーティスト)が、世界中から78人のクリエーターを厳選。Nikeから最新のシューズ78足を受取り、それらを彼らに託すと驚くべき作品ができあがってくるという仕組みで、最終的には“London Design Festival 2010”で発表される。
中でも話題になっているのが、この“ABUKU”(泡)。Nikeと言えばAirだが、そのAirを表現したご様子。


その他にも、想像を絶する作品が盛りだくさんだ。




「機能性」だけで差別化しづらい今、アートやデザインというのはプロダクトを際立たせる1つの切り口であるし、よく話題に上る。但し、かなり板についていないとなかなかうまく行かない(よく見えない)という問題がある。つまり、思いつきでやっても何も起こらないということである(家電メーカーを始め、そんな感じが多いのではないか)。そういったプロダクトは、売場でも「ポッツーン」と浮いて見える。つまり、社風がそうでないこと(無理な背伸び感)が透けて見えるということである。勿論、Nikeという運動体にはアートやデザインというスピリットが染み込んでおり、ユーザーが等しくそう感じているのは言うまでもないし、アートやデザインで成果を上げようとするなら「社風」から変えるより他はないと思ふ(たぶん)。