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ソニー、ぶれぶれ映像で3Dをアピール


「ぶれぶれ」映像の合間に挟まれた“Do not adjust your set.(あなたのTVはまだ3Dではないでしょう)” “Maybe it's time to get a 3D TV.(そろそろ買い時です)”。
サムスンパナソニックに次いで3DTVを発売するソニーがTVCM(UK)をリリースした。“Fake”と名づけられたこの「ぶれぶれ」のTVCMは、3DTVを想起させる仕掛けであって、3Dで撮影されたものではない。サムスンが3Dの立体感とその驚きを強調する王道の表現を採用し、パナソニックもそれに追随したのに対して、「3D映像をメガネ無しで見るとぶれた映像になる」という裏共通認識を利用したアプローチが新鮮であり、3番手としての工夫が感じられる。
キャンペーンは、ワールドカップが開幕する6/11にスタート、6/12にはソニーの3DTVが店頭に並ぶ。また、ワールドカップ25試合を3D撮影・収録し、店頭での映像として活用する予定(昨年末発表)。TVCMを担当したAnomalyによると“Alice in Wonderland”などソニーピクチャーズの3D映画との連携を深め、End to Endの3Dメーカーとしてブランディングしていくことを狙っているようだ。