Campaign_Otaku

Campaign, more than anything

アシュトン・カッチャーにはくれぐれも内緒で。



Berghs School of Communication”(スウェーデン)の学生がTwitterを使ったユニークなキャンペーンを立ち上げなさった。これはTwitterユーザーが参加して1つのアート作品を創りあげようというものなのだが、そのプロセスは極めてシンプル。参加する為にすべきことはただ1つ、“Retweet”するだけ(キャンペーンサイトの“JOIN THE ARTWORK”から)。すると、キャンペーンサイトのゴールドの額縁の中にプロフィール写真が表示されるのだが、その大きさがフォロワー数に応じて決まるという仕組み(フォロワー数が多いと大きく表示される)。参加が増え、写真が額縁を埋め尽くした後にスウェーデンのアーティストである“Jon Holm”が作品として仕上げるとのこと。
ここまでの話では「それがどうした?」とおっしゃる方もいらっしゃるだろうが、このキャンペーンのハイライトはタイトル。タイトルがキャンペーンを面白くしている。“Don't tell Ashton”(アシュトンには内緒)。つまり、490万を超える世界最大のフォロワー数を誇るアシュトン・カッチャーが参加すると、アシュトンだけで額縁を制圧してしまうからだ。お金をかけずに注目を集め、且つコンセプトをわかりやすく表現するとは、学生さんはセレブリティの扱いを心得ていらっしゃる。恐るべし。