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Campaign, more than anything

ホームレスピープルがロードサイド看板の上から寄付を呼びかけ




テキサス州オースチンでかなり思い切ったホームレス救済キャンペーンが行われている。主人公は元鉄鋼所勤務で現在ホームレスのDannyとその妻で車椅子生活のMaggy。非営利団体の“Mobile Loaves & Fishes”は、大胆にもロードサイドの巨大看板の上にDanny本人を座らせ、彼が住まいを手に入れるための寄付を呼びかけつつ、更にホームレスの現状に対する市民の理解も育もうと計画した。Dannyが少しでも気を抜くと家を手に入れるどころか命を失ってしまいかねない荒技である。
看板のグラフィックは段ボールっぽいペイントに“I am Danny. I am homeless. I am here.”と手書き文字で書かれ、Dannyの窮状をリアルに表現している。寄付の方法だが、“20222”に“Danny”とテキストメッセージを送れば10ドルの寄付が可能となっており、Dannyが家を手に入れる為には1200通のテキストメッセージが必要となる。
今現在、このキャンペーンについて、どしどしとTwitterでつぶやかれており、Dannyの窮状に注目を集めることには成功しているようだ(キャンペーンサイトに各地からのつぶやきが表示されている)。「弱者」に属する人が急速に拡大する中、今後、この注目をDanny以外の多くのホームレスピープルの救済にどう役立てることができるか、注目してみたい。