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何の変哲もない「赤煉瓦」をいかに売るのか?



広告代理店なるものは、クライアントの広告キャンペーンを企画推進しても自社の広告キャンペーンはやらないというのが定跡形であると思いこんでいたが、そうではないようだ。
グローバル市場で活躍なさっているOgilvyが立ち上げた“The Search For The World's Greatest Salesperson”がそれ。世界で最も優れた営業マンを募集するコンテスト企画で、平凡な「赤煉瓦」をいかに売るのか? なぜ、どうして「赤煉瓦」を買うべきなのか、を約2分の映像でプレゼンしてくれというもの(決して広告表現を競うものではなく、あくまでもオーラルプレゼン)。5/18までにキャンペーンサイトにて映像をアップロードし、エントリー。パブリックボート及びスポンサーセレクションによりファイナリストを選出し、6/8に発表。ファイナリストの面々はカンヌライオン会場に集まり、6/21に現地でウィナーが発表される。インセンティブは3ヶ月間に渡るOglivyでのフェローシップ。スポンサーは、Google, 24/7 Real Media, Yahoo!, Technorati, Federated Media,Specific Media, Vibrant Media, APM Music, Graham Clifford Design, Eye Patch。
オーラルプレゼンのコンテストって...? と、首をかしげる方もいらっしゃるかもしれないが、Oglivyが制作した6つのヴァイラルビデオが、どんなプレゼンを求めているかをうまく表現しているのでご覧頂きたい。(この映像があるだけで、キャンペーンの楽しさが伝わってきます)
1.統計数値で説得する。

2.購入し、使用することに対する「羨み」を語る。

3.メタファーを活用する。

4.専門用語で引き込む。

5.相手の名前を連呼する。

6.プライベートな質問で親近感を醸成する。