Campaign_Otaku

Campaign, more than anything

新しい遊び場ができるやいなや早速伺うチャレンジャー


チャットルーレット」では、男子が女子を求めて平均チャット時間2.9秒で次々にチャット相手を切り換えていく傾向がある、と以前お伝えしたが、鮮やかにその傾向を捉えた企画がコレ。
豊かなバストをお持ちのチアガールを動員すると、チャットルーレットを楽しむ男子がホイホイ吸引される。そこで、セクシーチアダンスをしたり、「踊って!」「犬の真似して!」と呼びかけたり、挙げ句の果てには「チアオヤジ」が奇妙なダンスを披露したりと、ひとしきり楽しんだ後、“Happy April Fool's Day from Dr.Pepper”のフリップを出して立ち去る。なんとも安あがりで、楽しいグローバルプロモーションだ。
このようなユーザーの「新しい遊び場」ができるやいなや、すぐにそこに出向いていくチャレンジングなクライアントと、新しいことを求めていると装いつつも、最終的には「実績が...」という常套句を使ってお断りされるクライアントがある。以前までは、オールドエコノミーとかニューエコノミーという曖昧な言葉でその傾向を判断しようとしていたが、実は「ルールをつくろうとする思想をお持ちの国に属しているクライアント」か「ルールに従ってきた国に属するクライアント」かで、その傾向が分かれるのではないか、との仮説が突然思い浮かぶ。勿論、全てがそうというわけではなく、あくまでも「傾向として」ということではあるのだが。