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生物模倣化学の至宝の技術をエイプリルフールに発表



バタフライ事件は、クアルコムの仕業だった。
ワイヤレステレコミニュケーション関連技術の開発企業であるクアルコムは4月1日に記者会見を開き、今週リリースされた2本のヴァイラルビデオでバタフライに襲われた人物はMr.LewisとMr.Dodgsonであり、クアルコムがバタフライの羽の仕組みを応用して開発(生物模倣化学)した省エネルギー・ディスプレイ技術を3/15にクアルコムのR&D施設から盗んだ後、ただちにバタフライに襲われたと発表した。そして、最後にバタフライのエキスパートで、南極を含む全ての大陸でバタフライと過ごしたことがあるというDante Manscup(何故か腕にはウサギのTerranceを抱いている)を紹介。「ウィスコンシン州で家族丸ごと連れ去ったバタフライを見たことがある」など、バタフライの脅威を語った後、再びPR担当者に換わり、バタフライに対する対処法はFacebookで紹介している、と締めくくった。
ビデオにも“QNN”とある通り、クアルコムがバタフライの羽の仕組みを模して開発した新技術がたった1つの真実であり、それ以外は勿論嘘。エイプリルフールに合わせた偽記者会見である。
技術企業とはそのオタク的な部分に焦点を当てる傾向が強いが、生物模倣化学の至宝の技術をこのようなカタチで発表するとは、誠におおらかな企業でいらっしゃる。
※Mr.LewisとMr.Dodgsonがバタフライに襲われるシーン(下のビデオは既に48万視聴を突破している)