Campaign_Otaku

Campaign, more than anything

キャンペーンが宇宙へ飛び出す



人類史上最初に月面着陸を成し遂げたロケットのプロセッシング・パワーは現在のVaioより劣っていたそうだ。で、「ならば、Vaioはロケットの打ち上げに成功するのか? 」と、すぐさまソニーは考えなさった。これが“The Rocket Project”であり、まさに、想像を現実にすることを意味するソニーの新タグライン“Make.Believe”に相応しいプロジェクトである。
そう思い立ったらすぐに科学者に連絡かと思いきや、「それではソニーらしくない」と、16-18才の8人の学生をリクルーティングし、プロジェクトの中核に据え、想像を現実にするチャンスを提供。更に指導者として、25年以上もの間、シリコンバレーベンチャー起業家として活躍し、2001年からは宇宙への夢を賭けてロケット・プロジェクトに取り組んでいるTom Atchison(Rocket Mavericks)を起用。8人の学生と1人のプロフェッショナルでプロジェクトチームを立ち上げた。
ロケットの打ち上げは4/12。設計や製造など日々のプロジェクトの進捗がキャンペーンサイトにアップロードされていく模様。
これまで、映像やグラフィックで宇宙を描いたり、宇宙旅行プレゼントなどの企画はあった。しかし、昨年の“Space Chair Project”(東芝)やこの“The Rocket Project”では、キャンペーンそのものが宇宙に飛び出し始めている。このような手法がある程度常態化すると、以前のような方法で宇宙やロケットという言葉が持つロマンや夢のイメージをブランド価値に還元することはとても難しくなっていくと思ふ。

※カウントダウン開始を告げるヴァイラルビデオがリリースされた。