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グラミー賞、ソーシャルメディアで復活


紅白やレコード大賞が視聴率低下に呻吟しているのと同様にグラミー賞も苦悩に喘いでいたが、どうやらソーシャルメディア活用に突破口を見いだしたようである。
先日に行われた第52回グラミー賞で、LADY GAGA,BLACK EYED PEAS,BEYONCE,PINK...etc16アーティストが協力し、“We're All Fans”なるキャンペーンが展開された。その名の通り、コンテンツの大半はユーザージェネレーテッドであり、Twitter,Youtube,Facebook,Flickrで投稿されたコンテンツが、アーティスト毎に振り分けられ“We're All Fans”のキャンペーンサイトに表示される仕組み(上写真)になっている。
何と言ってもウリはインターフェース。アーティストのビジュアルが背景にうっすらと写り、オーバーレイで投稿コンテンツが浮かび上がる、かなりクールな感じ。また、WebCamを使って作成したコンテンツをそのままYoutubeにアップし、同時に“We're All Fans”にも反映されるというような仕組みも導入されている。更には、グラミー賞に出演するアーティストが歌う曲をWeb投票により決定するという仕組みも導入された(CBS-放送局-のサイト)。
こんな努力もあってか、視聴率は昨年比で35%アップし、平均視聴者数も2580万人と2004年以来のベストの数字となった。
紅白やレコード大賞の次の一手に注目したい。