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スーパーボールで感じる日米カルチャーギャップ


年が明ければ、スーパーボールが待ち遠しくなる。不況不況と呪文のように唱えられながらも、300万ドルもする30秒スポットは結構売れているようだ。そんな大枚をはたく企業が注目するのが、スーパーボールの翌日に様々なメディアが発表するCMの人気ランキング。それはバズの大きさを示す物差しでもあり、その評価をベンチマークとしている企業・商品も当然多い。その1つがFrito-Layのスナック“Doritos”だ。
(以前Twitterでも伝えたが)“Doritos”は昨年、ユーザージェネレーテッドCMのコンテスト“Crash the Superbowl”を開催。スーパーバールでオンエアしたインディアナ州Batesvilleに住む無職の兄弟2人が作ったCM(制作費がたったの2000ドル)がUSA Today“AD Meter”(全米唯一の全国紙のCMランキング)で一位に輝き、100万ドルのボーナスを提供した。この結果に味を占めた“Doritos”は今年の賞金総額を破格の500万ドルにアップ。3本のユーザージェネレーテッドCMをオンエアし、“AD Meter”1位:100万ドル、2位:60万ドル、3位:40万ドル、そして、もし1、2、3位を独占出来たあかつきには、それぞれに100万ドルのボーナスを提供する。トップ3の独占は過去にもあり、最近では2007年のAnheuser-Buschである。
コンテストの最終選考に進出した6作品によるオンライン投票がこの度開始され、応募総数は4000であった。エントリー作品を拝ませてもらったが、昨年の“AD Meter”1位作品同様、どれ1つとしてオモシロイとは感じなかった。このシーズンが来ると日米カルチャーギャップを痛感する。

※“Crash the Superbowl”オンライン投票サイトはこちら
昨年の“AD Meter”1位作品はこちら