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ソーシャルメディア時代の脱獄囚


基本的に脱獄囚はひっそりと身を隠し追っ手から逃れるモノであるが、時々いろんな場所に足跡を残し、警察を挑発する脱獄囚もいる。しかし、今、その挑発の方法も変わってきているようだ。テレグラフ紙によると、今年の9月23日に英国はSuffolkのHollesley Bay刑務所から、7年の刑の終了を目の前にして脱獄した強盗犯のCraig 'Lazie' LynchはFacebookアカウントを立ち上げ、警察を挑発している。
プロフィール写真では中指を立て、「12ポンドのステーキを食べた」「カリブ海のように暖かい部屋で過ごしている」など、自身が刑務所とは正反対の極楽にいることを強調するコメントをアップしている。また、友達登録は1000人を越えており(私も現在申請中)、注目は極めて高い。
今後、再収容の時間が長引くようなことがあると、知名度の低いネット企業等が、Craigの次の行動予想に懸賞金を出したり、Craigに関するデジタルプレミアムをつくったり、Craigのそっくりさんを使ってTVCMやヴァイラルビデオを展開したり...とCraigをキャンペーン素材として活用していく等の展開が考えられるのではないか? そうなれば、彼は益々スターになる可能性もあり、将来、犯罪者からスターを生み出していくような仰天プランが飛び出すことも、考えられなくはない。