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“クラウドソーシング”の悲劇的な結末


クラウドソーシング”はマーケティング関係者の間で強く意識されている言葉の1つだ。しかし、一歩間違うと悲劇的な結末を迎えてしまう。
クラフトフーズは、豪州で展開するVegemiteのプロモーションとして、生活者と商品の距離を少しでも縮めようと新しいネーミングの公募を決定した。
そして、48,000人の応募があり、最終的に決定したネーミングが“iSnack2.0”だ。Vegemiteの香りはどこにも残されておらず、商品の内容とも全く関連性の無いこのネーミングのままでは半年程度で棚落ちしてしまうのではと囁かれている。そこで、クラフトフーズはヒトラーが新しいネーミングを聞いて激昂するという自虐的なヴァイラルビデオを創った次第。ヒトラーをモチーフにするあたりが、かなりヤバイ状況を物語っている。