Campaign_Otaku

Campaign, more than anything

小さなOreoの物語


米国のクッキープランド"Oreo"が僅かクウォーターほどのサイズのミニバージョンを送るサービス"Oreo Mini Deliveries"を実施した(8月22日終了)。マイクロサイトで申し込んで、自宅や友人宅に送ることができるこのサービスは、毎日500人限定(先着)となっている。500人に入ることができなかった人にはOreoの愉快なGIFデータがプレゼントされる。

加えて、米国内で最も小さな50の町を選び、それらの町に暮らす全ての家庭にこの小さなOreoをささやかなプレゼントとして送った。
以下が小さな町に暮らす人々に届けられるまでのイメージだ。(馬車ってのがいいなぁ)





"Oreo Mini Deliveries"はOreoが6月にリリースした広告"Mel's Mini Mini Mart"に連動して実施された。

"Mel's Mini Mini Mart"という小さな店を覗いてみると、そこには小さなOreoがあった...という物語。ポエム風の語りがとても良い感じです。
"Contagious"によると、サンプリングの方法が秀逸で、規模よりも希少性を追求した所が良かったとのこと。また、素敵な写真を撮ってInstagramで共有したくなるようなイメージ写真がパッケージに同梱されていたようです。

そして、この"Oreo Mini Deliveries"によって通常サイズの少量パック(甘い物を控え目に食べる健康パック)のOreoが随分売れているようです。
Oreoって誰もが知っている、食べたことがあるクッキーだけに「いつでも手に入る感・知っている感→だから今わざわざ買わなくても...」という既知感バリアを乗り越えるのが大きな問題である訳ですが、小さくするだけで急に魅力的に、かわいく見えてしまうというのが面白い。勿論、広告でのストーリーテリングが伏線になっている訳ですが、興味深いです。

Netflix × Oculus Rift = Oculix


映画やテレビの見逃し視聴のストリーミングサービスで飛ぶ鳥を落す勢いのNetflixが社内で未来のインターフェースをテーマにハッカソンを開催。そこで飛び出したアイデアが無限空間を彷徨うように視聴したいコンテンツを探すOculus Riftを使ったインターフェース"Oculix"。

こんな感じで検索して、そのままSF映画など鑑賞してしまうと、しばらく現実世界に戻れなくなってしまうのでは...。